デントリペアと言う自動車のボディの凹み修理方法をご存知でしょうか?
デントリペアとは、自動車のドアやフェンダーなど金属部分に、ドアパンチなどによる行為で出来た小さな凹みを板金塗装しないで裏側から特殊工具で押し出して修理する方法です。
軽度なドアパンチを早く、安く、キレイに直す修理方法です。
板金塗装をしないので、作業時間が大幅に短く、その分費用もお値打ちです。
また、板金、塗装しないのでゴミなどがでないので、捨てるものがなく、環境にやさしい技術です。
板金塗装の場合、同じ色で補修したつもりでも、どうしても年月の経過とともに補修部分の色あせが発生する心配があります。しかし、デントリペアは新たに塗装をする必要がないので、オリジナルの塗装のまま修復部位の経年変化の心配はありません。
また、板金塗装ではないので、売却の際にも修復歴になりません。当然下取りの査定しも影響しません。
デントリペアのメリット
01短時間で修復できます
従来の板金塗装の場合は、凹み部分の塗装をはがし、凹み部分にパテなどを盛り、乾いてからそれをヤスリで削る事によって凹みを修復します。その上で、下地処理をして、塗装し、磨きます。これだけの工程を行うと、どうしても日数がかかってしまいます。
その点、デントリペアでは新たに塗装したりパテを盛るのではなく、凹みを押し戻したりする事によって修復するため、非常に短期間で修理が完了いたします。
02低価格で修復できます
上記のように工程が少なく、塗料やパテなどの材料費も不要なので、非常に安価です。
03仕上がりや経年変化も安心
板金塗装のようにパテを使用したり再塗装したりしませんので、デントリペアの場合は色ムラになる事がありません。
また、補修跡が板金に比べて非常に目立たない(ほとんどわからない)ため、愛車を売却・下取りの際でも、ほとんどの場合は査定に影響しません。
デントリペアの作業
デントリペアの実際の作業としては、ドアとガラスの隙間や、小さな穴などから、鉄の棒のようなものを、凹みの裏側に入れて押し出します。裏側からその鉄の棒を使って凹みを押し出すときは、「てこの原理」を利用します。 小さな力で凹みを裏から押し出しているのです。
ちなみに、押し出すと言っても、何の訓練もしていない人が、いきなりできる芸当ではありませんので、ドライバーなどを使って自分でやろうなんて考えるのはやめましょう。 見ていると簡単そうに見えるのですが、後々絶対に後悔しますよ! 凹みをいたずらして崩してしまうと、料金が高くなったり、修理不可能になったりします。
平均的な作業時間としては、ほとんどの場合1つの凹みに対して1時間~2時間ですが、凹みが出来ている場所がリペアしやすい場所にある場合は、小さい凹みなら10分~30分で満足していただける事もあります。
ほとんどの凹みは、お客様が思う以上に凹んでいます。
車のBODYに出来た凹みは、大きさ、深さ、幅、キズの有無などでリペアの方法が違います。
凹んだ場所だけではなく、周りの所も薄く凹んでいます(歪んでいます)。
それらの凹みをプロの技術でしっかりと修復いたします。
小さな凹みなどは、板金・塗装するよりもデントリペアで直すのが絶対おすすめです